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綱澤 満昭

綱澤 満昭
学長

学長あいさつ

 山口県に妙円寺という小さなお寺があり、そこのお坊さんで月性和尚という、月照というのは違う人で、西郷隆盛と入水自殺して彼は死んで西郷隆盛は生き残ったわけですが、このお坊さんが(お坊さんですけれども)、大変な詩人でした。また、尊王攘夷という思想家でして、吉田松陰との交流もありました。この和尚さんの書いた詩にこういう詩があります。

≪男児志を立てて郷関を出づ 学若し成る無くんば復還らず 骨を埋むる何ぞ期せん墳墓の地 人間到る處青山有り≫

 大きな志を抱いて故郷を後にする、学問が成就しなければ死んでも帰らんぞという気持ち、さらに自分の骨なんてどこに埋めても構いはしない故郷でなくてもよい、どこで野垂れ死にしようとも志を持って死にもの狂いでやる、こういう詩です。
 この詩の中にあります志というものに注目してもらいたい。これは 野望とか野心というものではないのです。野心とか野望というのはおれがおれがという、自分さえよければ、他人を蹴落とすような、自分さえ出世すれば、あるいは自分だけが金儲けできれば、こういうものを野望であり野心である。志というものは人さまのために世のために、二度とない人生の全てを注ぎいれるという、こういう精神をいいます。これを考えました時に本学の建学の精神にあります『人に愛され、信頼され、尊敬される』、これと一致するわけであります。
 『人に愛され、信頼され、尊敬される』というのは近畿大学の初代総長であります世耕弘一先生がおつくりになったものですが、これはどうして受け身の形で書かれているのか。人を愛するとか、信頼するとか、尊敬するとかではなく、愛され、信頼され、尊敬されるというふうに、なぜ世耕先生がそういう受け身の形で表現なさったか、私なりに解釈しておりますけれども、人を愛したり、信頼したり、尊敬したりすることは容易いことです。自分のことですから。しかし、人さまがあるいは世の中が自分をどう評価してくれるか、自分は愛される人間か、信頼される人間か、尊敬される人間か、ということになりますと大変です。極めて難しい。人の足を引っ張ったり、いじめたり、蹴落としたりして…そういうものではないのです。
 どうしたらそういう人間になれるかなりうるかといいますと、自分を磨く以外にない。磨いて磨いて磨きあげる。つまり人格の陶冶です。人の嫌がる仕事を率先してもくもくとやる、誰もみていないところでやる、これが建学の精神です。この世耕弘一先生の校訓とさきほどの月性和尚の志がまさに一致すると私は思います。皆さん、この姫路大学に入られた4年間の間にその礎を築いていただきたい。そして卒業する時に姫路大学に来てよかったと思える日を必ずやお迎えください。(平成25年度入学式式辞より)

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