西田 優々花
「教育」と「医療」、2つの専門知識が、生徒の成長を支える力になる。
◆教員免許×鍼灸師のダブルライセンスを取得!
もともとは教育大学をめざしていた私が鍼灸学科へ進学したのは、教員免許に加えて医療者(鍼灸師)資格も取得できるところに魅力を感じたから。教育現場において、部活でのケガの予防や処置、さらにはその復帰に向けたトレーニングの設定など、特にスポーツに取り組む生徒には、医療の力を必要とするときがあります。鍼灸の学びに加えて教職課程に取り組むので科目数や課題は増えますが、同じ道をめざす仲間と出会え、一緒に頑張っていく一体感のおかげで学ぶ意欲が高まります。
◆圧倒的な医療知識が身につくカリキュラム
医療について学べる授業が数多くあって、その中でも特に好きな授業は「東洋医学系鍼灸応用実習」。同級生とペアになって、疾患別に治療技術を練習する授業です。先生も目の前で手技を見せてくださり、臨床家の高度な技術に改めて驚きます。また、基礎医学として「生理学」や「運動学」を学びますが、この学修は保健体育の深い専門的知識の修得にもなります。患者さんの痛みや症状を伺うことも、教員として生徒の悩みを聴くことも、コミュニケーションという面では共通です。卒業後はこの2つの学びを生かして、教員として生徒の成長を支えていきたいです。