小縣 裕二
診療放射線学科 学科長
診療放射線学科 学科長
最先端の高度なスキルも、原点は、「なぜ?」という素直な疑問。
診療放射線技師は、MRIやCTをはじめとした高度な機器を駆使して患者さんの身体を診たり、また、放射線を用いてがんの治療に携わったりするプロフェッショナル。しかし、そこに求められるのは、高度で専門的なスキルだけではありません。その本質は、目の前の現象に対して「なぜそうなるの?」という疑問を持ち、その解明に挑む好奇心や探求心。そのマインドが、常に学び続ける原動力になります。そして、チーム医療で協働していく現代の医療現場においては、自らの分析や考察した内容を、患者さんや他の医療者にしっかりと伝え、理解していただくというコミュニケーション能力も求められます。特に放射線は、医療に貢献するものでありながら、その存在を警戒されるものでもあるので、正しい理解を促し、ほかの医療者や患者さんに安心していただくということも大切な仕事です。正しい知識で身体に潜む変化を画像化し、診断や治療に貢献する。とてもやりがいのある世界が、ここからはじまります。