神田外語大学
大学千葉県
神田外語大学

〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉1-4-1

パンフ追加

気になるリストに追加

神田外語大学の資料をすぐにもらう

先生・教授・講師からのメッセージ

神田外語大学

石井雅章 准教授

石井雅章 准教授
言語メディア教育研究センター(LMLRC)センター長

オンライン授業が目的じゃない。 教育を充実させることなんだ!!

<Innovation KUIS、始動>
幸いなことに、同学では8年前からGoogle社のG-Suiteを学内システムとして導入。全学生がGoogleアカウントを持ち、Google Classroom(LMS:学習管理ツール)といったクラウドツールがいつでも使用できる環境でした。
加えて私は3年前からZoomを使っており、教育に適した豊富な機能と利便性をすでに熟知していました。
「現場で教育を行うのは一人ひとりの教員だ。必要なのはトップダウンで強制することではなく、これらのツールで何が実現できるのかを教員自身に発見してもらうこと、そして学生と一体となって新しい教育をつくり上げていくことだ」。
打ち合わせを重ねるなかで、私はプロジェクトの方向性をそう見定めました。私たちが授業開始までの約1カ月間に実施した教員向けオンライン研修は、全60回、計120時間にも及びました。
Week1ではZoomにゲスト参加した教員が、まず学生と同じ立場でオンライン授業を体験することから始め、Week2からは教員としてツールをどう使うかを段階的にレクチャーしました。
私は「オンライン授業の固定観念を捨てること」を繰り返し説き、戸惑う教員には「授業で学生に何を得てもらいたいかという観点から考えてみて欲しい」と訴えました。
念頭にあったのは従来の対面授業のオンライン化ではなく、授業本来の目的を叶えるためにオンラインツールをどう使いこなすのかという発想への転換。
その狙い通り、早くもWeek2から教員の熱量が目に見えて上がりました。教育のプロとしてどのような授業をつくるのかというアイディアが、教員側から次々と出てきたのです。同時に学生向けの説明サイトや、初回授業へのアクセス情報が一覧になったシートを作成するなどのサポートを進めました。
「これは絶対にうまくいく」。新しい教育を実現しようという教員と学生たちの熱意の高まりを実感した私には、そんな確信を持てました。

<4月27日、オンライン授業スタート>
「Innovation KUIS」がスタートして1カ月。授業開始までにできる準備を整え、自宅から初めて外出した日となりました。もっと良い教育をつくりたい。そんな教員たちの想いは私の想定をはるかに超え、さまざまな方法で理想に近い授業づくりが実現されていました。
「授業を行う体制は整った。あとはシステムのトラブルがないことを祈るだけだ」。最初の1週間、私はすぐにトラブルに対応できるようスタンバイしていたが、結果は想像以上に順調。前期の4カ月でオンライン授業支援のフォームに届いた問い合わせはわずか166件。講義はもちろん、ディスカッションやプレゼンテーションなど双方向型の授業も問題なく実現できていました。
10週目に実施したアンケートでは学生満足度は74.1%をマーク。「授業をオンライン化するという経験が、これからの神田外語大学の学びをどうしたいのかを、教員も学生も考える機会になった」と私は思いました。
「新しい教育イノベーションに向けてもっとできることがある」。「Innovation KUIS」の挑戦は続いています。

神田外語大学の卒業生の声一覧

更新日時:

イチオシ校

pagetop