2013年
保育教諭
学校法人狩野学園 ひばり幼稚園
この仕事の魅力・やりがい
子どもたちと接するうえで、「子どもたちが楽しめるように」ということを常に意識しています。日々の園での活動も決められた通りではなく、どんな工夫をしたら子どもたちに楽しんでもらえるかを考えて、臨機応変に対応しています。この園では体操に力を入れているのですが、体が硬かった子が、足が床にぴったり付くくらい開脚できるようになり、うれしそうな顔をしているのを見ると、こちらまでうれしくなります。できなくて悩んでいる子には、苦しさをずっと引きずらないように、その日のうちに達成できそうな目標を設定してあげるんです。そうすることで成し遂げた満足感を味わうことができ、子どもたちの「楽しさ」につながると思っています。
学校で学んだこと・学生時代
私が学んだ初等教育コースでは、幼稚園教諭、保育士に加え、小学校教諭の免許も取得できます。もともと幼稚園の先生を目指していましたが、小学校についても学ぶことで、子どもの将来を見据えた幼稚園の先生になれるのではないかと思いました。3つの免許取得の勉強は大変でしたが、先生方のサポートが本当にありがたかったです。4年のとき、小学校教諭免許取得のために小学校で行う、模擬授業の実習準備で悩んでいたら、担任の先生が親身に相談に乗ってくれました。「黒板に板書するとき、文字だけでなく図や写真を用意しておくと、子どもたちが興味を持ってくれるわよ」というアドバイスのおかげで、模擬授業はうまくいきました!
この分野・仕事を選んだきっかけ
幼稚園のとき、大好きな先生に会いたくて、幼稚園に行くのが楽しみでした。先生がお絵かき帳に描いてくれた絵に、色を塗って返す「キャッチボール」が楽しくて、毎日「今日はどんな絵だろう」とわくわくして幼稚園に通っていたのを今でも覚えています。その幼稚園が、今の勤務先なんです。今では私が「先生に会えるから幼稚園に行くのが楽しみ」と思ってもらえるように、子どもたち一人ひとりとの会話を大切に、できるだけたくさん話し掛けるようにしています。また、お絵かき帳に描く絵や文字には子どもたちの個性や思いが表れるので、大好きだった先生にならって、しっかりと受け止めて投げ返す「キャッチボール」を心がけています。