2019年
社会福祉法⼈ちくさ学園本⼭保育園
「野菜も⾷べたよ︕」「美味しかった︕」そんな⼦どもたちの笑顔が栄養⼠の喜びです
前職は⼀般企業の営業事務だったが、子育てをきっかけに栄養士をめざす。名古屋栄養専門学校を選んだのは、オープンキャンパスや学校⾒学に参加し在校生たちの充実感が伝わってきたから。
この仕事や研究の魅力・やりがい
野菜が苦手だった園児に、「給食の先生︕ これなら食べられるよ︕」と満面の笑みで報告されたときは、栄養士になってよかったと思いました。私が勤める保育園には0歳から5歳までの園児と保育士さん80名がいて、その給食とおやつの準備をするのが私の仕事です。調理だけでなく献立作成や食材の発注業務も行います。楽しいのは、園児たちと給食を⼀緒に食べること。子どもは見た目だけで食べられないと判断していることが多く、切り方を変えるなど調理法を⼀工夫してあげるだけで食べられるようになることも多いのです。好き嫌いを克服できたときは、私も⼀緒になって「やったね︕」と喜んでいます。
この分野・仕事を選んだきっかけ
私はもともと料理をすることが好きでした。でも、卵・乳・小麦に対するアレルギーをもつ息子に、同じような調理法しかできず、「これでいいのかな……」と思いながら食事をつくっていました。毎日、不安や迷いでいっぱいだった子育ての経験を通して、「もっといろいろな調理法を学びたい!」「私と同じように困っている親を助けてあげたい!」と考えるようになり、そのために保育園の栄養士になろうと決意しました。
学校で学んだこと・学⽣時代
専門学校に入学するにあたり、⼀回りも年下の同級生と仲良くなれるか不安でした。でも、学校見学で感じた通りの和気あいあいとした校風のおかげで、年齢を気にせず打ち解けることができました。印象に残っている授業は、100食のランチを提供するフードサービス実習です。献立作成や調理、提供など⼀連の給食業務を体験し、自ら状況判断をし臨機応変に動くことができるようになりました。また、夏休みには先生にお願いをして、家庭料理技能検定の準1級に向けた指導をしていただきました。何匹アジをさばいたかわからないくらい練習しましたよ。その点、現場経験豊富な先生が多いこの学校は、疑問点などもすぐに解決でき助かりました。