山崎 恵津子さん
和裁士
和裁士
自分のスタイルで働き続けられることが、和裁士の魅力です。
京都の呉服問屋さん等から注文をいただき、滋賀にある実家で、「自営和裁士」としてきものの仕立ての仕事をしています。
私が通っていた「和裁特別専門学科」は全国でもめずらしい“和裁士を目指すための学科”。先輩後輩を含め大勢の和裁士と交流がありますが、家業と並行して和裁をする人、子育てをしながら和裁をする人など、みんなそれぞれ働き方のスタイルは違います。
自分の好きなように時間を使いながら、生涯を通して働き続けられることは、和裁士という職業の魅力のひとつだと思います。
最近は、徐々にきものを見直す動きがあるようですが、私としてはもっともっと日本人の“ふだん”の生活にきもの文化が溶け込んでほしいと思っています。
まずは身の周りの人たちに、私を通してきものに興味をもってもらうことを一番に考えています。
そのためにも、きものの素晴らしさをしっかり伝えられる和裁士になりたいと思っています。