学校長
医学博士
本校はただ国家試験の合格を目標としている学校ではありません。
本校のかかげている「在り方」を大きく2つ紹介します。
1:「全員卒業・全員合格」
同じ目標をもって入学してきた仲間たちが、皆で支え合いながら、全員で進級し、全員で卒業し、全員での国家試験合格を目指していることに価値があります。
国家試験の合格率を高めることを目標としていませんので、なるべく多くの学生を卒業まで導き、国家試験を受験しています。個人主義をよしとしない、皆で助け合うその校風・文化が結果として高い合格率を生み出しています。
2:「人間性豊かな医療人になる」
国家試験合格がゴールではなく、その後に、人の役に立つ、社会の役に立つ、人間性豊かな医療人になってもらう。国家試験に受かることが最終的な目的ではありません。
社会に出てから、人間性豊かなやさしい心を持った医療人として活躍してもらうために、在学中に、知識・技術の習得以外に、あいさつから始まる礼儀や、掃除、接遇やコミュニケーション能力の向上なども身につけます。これは人の心によりそうことが医療人として最も大事なことであり、欠かすことの出来ない大切な資質だからです。
本校は、大学、短大、専門学校も含めて、都内で唯一の臨床検査技師教育に特化した学校です。その強みとして臨床検査技師科単科であることで、学校全体が学生も教員も事務職員も、全員が臨床検査技師教育という同じ目的をもった同じ仲間であることを大事にしています。
またもう一つの強みは本校の教員が、全員、本校の卒業生OB・OGです。ですから、本校の学生のことを誰よりも理解していて、何をしてあげればいいのか、どのように導けばいいのか、一人一人に対して、親身になって接してあげられることが出来、非常に教員と学生が近い距離で一緒に歩んでいます。
以上の在り方を目的に、厳しく、そしてあたたかい教育を行っている学校です。
人の命に関わる職種である医療従事者になることを決意し、やさしい心を持った学生で、自分自身の輝く未来のために、自ら頑張れる者であれば、必ずや素晴らしい臨床検査技師になれることと確信して教育を行っております。