HAL大阪 CG映像学科(現・CG・デザイン・アニメ4年制学科 CG映像コース)
2014年
この仕事の魅力・やりがい
ロサンゼルスのLola VFXで、コンポジターとして働いています。コンポジターとは、CGや撮影データなどの素材を合成して、色調や解像度などを調整し、最終的な仕上げをする仕事です。DCコミックオリジナルでワーナーブラザーズ配給の「ブラックアダム」やDisney+で配信中の「オビ=ワン・ケノービ」など、アクション・SF・ファンタジーを中心にジャンルを問わず、これまで40作品以上に携わりました。
学校で学んだこと・学生時代
映像の仕事を目指すようになったそもそものきっかけは、子どもの頃にディズニー映画のファンタジーな世界に夢中になったことです。「ハリー・ポッター」や「トランスフォーマー」など色々な映画を観るうちに、VFXの存在を知り、空想の世界をリアルに表現する映像を自分でもつくりたいと思うように。映像制作はもちろん、数学が得意だったのでプログラミングも勉強したいと考え、両方学べるHALに入学を決めました。
在学中は、授業の課題通りにつくるだけではなく、プラスアルファの工夫をするようにしていましたね。あとは、映像制作中にリファレンスになる資料を集めたり、色々な映像を観て自分だったらどうつくるのか考えたりしていました。映像制作の仕事に明確な答えはありません。自分で徹底的に考えて映像をつくった経験は、今の仕事でもとても役立っています。また、リファレンスをたくさん集めることで、引き出しが増えました。
これからかなえたい夢・目標
僕の強みは、学生時代からリファレンスを多く収集する習慣をつけていたので、映像の不自然な部分にすぐ気づき修正できる点です。また、CG制作をしていた経験を活かし、他のコンポジターと比べて、幅広い解決策を提示できます。今後の目標は、みんなが想像もできないような映像をたくさんの人に届けることです。新しい技術がどんどん出てきているので、しっかり学び、クライアントや観客の期待を超えたものをつくりたいですね。