片桐史恵
学長
死生学、英語
学長
死生学、英語
恵みに感謝し、未来のために種をまきましょう
本学の『建学の精神』は「神を畏れることは、知識のはじめである」です。
同じ旧約聖書の中にコヘレト書があります。危機や苦難の時代を超えて生まれたコヘレトのことばの一節を紹介します。
「朝に種をまき 夕べに手を休めるな うまくいくのはあれなのか これなのか あるいは そのいずれもなのか あなたは知らないからである」
2年間の短期大学生活の中で、勉強であれ、部活動であれ、結果がすぐに見えてこないかもしれません。しかし努力をし、諦めず取り組み続けてください。時には失敗したり、落ち込んだりするかもしれませんが、様々な経験全てが次につながるのです。さあ、私たちも種をまきましょう!未来のために種をまきましょう。「朝な夕な」時を違えて、色々な種を常にまきましょう。私たちが、当たり前のように享受しているものは、先人たちが種をまいた実かもしれないのです。このことを覚える時、与えられている恵みに私たちは感謝し、謙虚に生きることを可能にします。