片邊 ゆまさん
モノを観て感じた瞬間を描く
入学後は、まずモノをしっかり観ることを教わりました。よく観ることで、今まで気づかなかったことも観えてくるようになりましたね。例えば人物、人って本当にいろんな表情があり顔を持つということに気づきましたね。また、モチーフを観てきれいと思う瞬間を発見するのも楽しくなりました。
美術科ではモノをありのまま描くことを大切にし、専攻科になってからはモノから感じた印象を色、カタチ、空間構成してキャンバスに表現するようになりました。時にはこう描きたいという理想と、モノを観て発見したことが違っていて迷う場合があります。そんな時は自分に忠実になります。自分のやりたいことを曖昧にせずに、気に入るまで何度も描きます。自分の感性を信じ迷わないことですね。
制作する上で特に意識するのは『光』です。エスキースを何枚も描いて制作の時間帯を選び取り組んでいます。