もちろん勉強も大切なんだけど、毎日学校に行って、
友達と会えるって、すごく幸せなことだと思うので。
友達との絆を作ってほしいですね。
勉強については大したことが言えないんですけど(笑)、まずは学生生活を楽しんでほしいなって。もちろん勉強も大切なんだけど、毎日学校に行って、友達と会えるって、すごく幸せなことだと思うので。
高校時代の友達って、一生の友達になれると思うんですよね。
しっかりコミュニケーションを取って、友達との絆を作ってほしいですね。
―まずは高校時代のことから聞かせてください。
仕事と学校の両立で大変だったんじゃないですか?
家に帰ってから休んだ分のレポートをやるっていう生活で、
ぜんぜん寝れなかったんですよ(笑)。
中2のときから現在の仕事をやらせてもらってるのですが、いちばん忙しかったのが17歳、18歳くらいだったんですね。だから、高校2年生からほとんど学校に行けなかったんです。たぶん、出席できたのは月に10時間くらいじゃないかな。朝、1時間だけ学校に行って、あとは夜までずっと仕事。家に帰ってから休んだ分のレポートをやるっていう生活で、ぜんぜん寝れなかったんですよ(笑)。1回も体調を崩さなかったのが不思議なくらいです。
―ハードなスケジュールのなかでも、ちゃんと勉強はやって
たんですね。
自分だけでがんばったんじゃなくて、
卒業できたのはまわりの人たちのおかげですね。
芸能コースがある学校だったんですけど、だからって甘やかされることはなくて。たとえば“1時間授業を休んだら、レポート2枚”みたいな感じで、必ずやらなくちゃいけないことがあったんです。すごくきつかったんですけど、マネージャーさんと“どんなに忙しくても、何があっても、高校だけは絶対に卒業しよう”って約束してたから、それだけは守ろうと思って。友達も本当に協力してくれたんですよ。私の状況を理解してくれて、授業のノートのコピーをファックスしてくれたり、ときには必要なものを家まで届けてくれたり…。自分だけでがんばったんじゃなくて、卒業できたのはまわりの人たちのおかげですね。
―勉強は好きでしたか?
いちばん苦手だったのは数学。唯一得意だったのは、英語ですね。
いや、ぜんぜん(笑)。申し訳ないんですけど、勉強は嫌いでした。いちばん苦手だったのは数学。正直に言うと、小学校の分数くらいから“どうなってるの?”っていう感じだったんです(笑)。教科書を読んでもぜんぜんわからなかったし、ホントに苦手でしたねー。唯一得意だったのは、英語ですね。幼稚園の年長から中3までの10年間、英会話教室に通ってたんですよ。だから、授業も楽しかったです。
―芸能界の仕事に対しては、
小さいころから興味を持ってたんですか?
いえ、ぜんぜん興味なかったです。
小学校6年生のときにスカウトされたのがきっかけなんです。
いえ、ぜんぜん興味なかったです。小学校6年生のときにスカウトされたのがきっかけなんですけど、それまでは“芸能界にも歌舞伎と同じような家系があって、それ以外の人は入れない”と思ってたんですよ(笑)。女の子のアイドルが好きで、モーニング娘。さんに憧れたりもしてたんですけど、それも“可愛い服を着て踊りたい”っていうだけだったし。
―「これが自分の仕事なんだ」とハッキリ決めた時期はいつくらいですか?
高校を卒業して、学生という身分がなくなって、ようやく
“これが自分の仕事だ。これで食べていくんだ”って思って。
二十歳を越えてからですね。高校を卒業して、学生という身分がなくなって、ようやく“これが自分の仕事だ。これで食べていくんだ”って思って。ただ、その後も“自分には向いてないかもしれないな”って思うこともあったんですよ。もともと、あまりおしゃべりが得意ではないし、前に出ようというタイプでもないから、バラエティにも向いてないんじゃないかなって…。でも、そんな私も今年でデビュー11年目ですからね。この業界で10年以上も続けられるなんてすごいことだと思うし、ありがたいなって思います。
―これまでのキャリアのなかで、ターニングポイントになった仕事というと?
信頼できる方々と出会えたことも、私にとってはすごく大きいですね。
一気に街とかでも気づかれるようになったきっかけは、『クイズ!ヘキサゴン!!』ですね。それまではグラビアが中心だったんですけど、あの番組に出させてもらってから、“あれ、あの子…(テレビに出てる子だよね?)”みたいに言われるようになって。ファンレターを読むと“ヘキサゴンで知りました”という方がすごく多いんですよ。いっしょに番組に出ていた里田まいさん、スザンヌさん、misonoさん、クリス松村さんとは、いまもごはんを食べに行ったりするし。信頼できる方々と出会えたことも、私にとってはすごく大きいですね。
―では、仕事のなかで“壁”を感じたことは?
“壁”ということで言えば、いま、ぶつかりかけてるんじゃないかなって。
体力的にいちばんキツかったのは高校のときですけど、“壁”ということで言えば、いま、ぶつかりかけてるんじゃないかなって。24歳になったし、そろそろ新しいところを見せなくちゃいけないと思うし…。自分に出来ることをもっと増やしたいし、そのためには内面を磨く必要があると思うんですよね。たとえば英会話教室にもう一度、通ってみるとか。
―勉強も必要になりそうですね。
学生のとき、もう少し勉強しておけば良かったなって思うこともありますね。
そうですね。特にバラエティって、いろんな知識を求められるんですよ。映画のことだったり、ニュースのことだったり、“私ってぜんぜん知識がないな”って思うことも多いし。学生のとき、もう少し勉強しておけば良かったなって思うこともありますね。学校に言ってるときは“ミトコンドリアのことを覚えて、何の意味があるんだろう?”って思ってたんだけど(笑)。
―(笑)。南さんは活動の幅も広いですからね。ファッション系の仕事はもちろん、ドラマ、
バラエティからモータースポーツ系の活動もありますし。
いまみたいにいろんなジャンルで仕事をさせてもらえるのが楽しい。
よく“最終的にどうなりたいんですか?”って聞かれるんですけど、私としてはどれかひとつに決めたくないんですよね。“女優1本でいきたい”とか“歌手になりたい”とかではなくて、いまみたいにいろんなジャンルで仕事をさせてもらえるのが楽しいので。最近は仕事に対する姿勢も変わってきたんですよ。ひとつひとつの仕事に対してしっかり準備をして、真剣に向き合えるようになってきたというか。充実感もありますね。
―実際に仕事を重ねていくうちに“やりたいこと”が見えてくるのかもしれないですね。
「やりたいことがわからない」という若い人も多いようですが、そういう人たちに何かアドバイスをもらえますか?
私もそうなんですけど、“とりあえずやってみる、行ってみる”ということを心がけてるんですよ。
目標や夢を無理に作らなくてもいいと思うんですよね。それよりも、いろいろなことを経験するほうが大事なんじゃないかなって。私もそうなんですけど、“とりあえずやってみる、行ってみる”ということを心がけてるんですよ。最初は興味がなくても、実際にやってみると“すごくおもしろい!”ということもたくさんあるし。そういう経験のなかから、やりたいことも自然に見つかるんじゃないかな。
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